メッセージ
経営分析の必要性「鳥瞰(ちょうかん)経営の勧め」
「僕は自分が演技をしているときに、空中にどの状態で、どこにいるのかが分かります。」
体操・内村航平選手の名言です。
空中で回ってる内村選手は、自ら回りながら、その自分を外から客観的に見ています。
凄いことです。
会社の経営もこの感覚が必要です。
これを「鳥瞰経営」と勝手に命名しました。
「空の上から鳥が見るように、客観的に自分の会社を見ましょう」ということです。
日々の業務、お疲れ様です。佐藤 鉄昭と申します。
大学卒業後、今日まで経理財務業務に約40年従事してきました。
50歳を超え、勤務先で行政書士と仕事をし、その仕事の存在を知りました。
私が持つ経理財務と行政書士の融合で事業が成り立つ、と考えました。
これが、行政書士を目指すきっかけでした。
将来、独立を考えておりましたが、この出会いで行政書士での独立を考え出しました。
間もなく資格を取り、平成28年4月末をもって勤務先を円満退職し、行政書士事務所を開業するに至りました。
そして、意気揚々と経営者の皆様と商談しましたが、経理財務と許認可だけでは経営が見えていないことに気づかされました。私は過去に会社経営の経験があります。しかし、そのときは、バブル期で始まり、バブル崩壊で終わった経験でした。今とは環境が違います。バブル期のノリも、バブル崩壊期の不信も必要ありません。今、必要な経営は、論理的に未来を予測できる知識・技能と、予測した未来に確実に向かう実行力です。
そのことは、独立前から気がついていました。そのために中小企業診断士の知識・技能が必要と、勉強は始めていました。そして、中小企業診断士を取得しました。
現在は、財務経理、行政書士、中小企業診断士の三つ巴で、中小企業の経営者の皆様とお話しが出来るようになりました。
経理財務の重要性
世の中にあらゆる事業がありますが、その運営に経理財務はもれなく必要なスキルです。
しかし、経営者の中には人に任せっきりで、決算書すら見ない方もおられます。
これで上手くいってる間は良いのですが、会社がおかしいと気づいたときは、もう「レッドカード」で、手遅れの場合が多いです。
会社はおかしくなる前にその兆候が現れます。
「レッドカード」の前の「イエローカード」です。
この「イエローカード」でその兆候に気づけば選択肢も、時間もたっぷりありますので、策が打てます。
この「イエローカード」に気づくために経理財務を使って会社をしっかり見ることが重要です。
これが「鳥瞰経営」です。
会社は永続しない
昨今のデータでは企業の5年後存続率は15%、10年後で5%といわれています。
言うまでもありませんが、100社起業して5年で85社倒産、10年で95社が倒産するというです。
起業した社長さんは、当然、できれば長く続けたいと考えます。
でも現実は10年持ちません。このことを前提に会社を診る必要があります。
会社の継続は、事業を経営し続けることが第一の条件です。
この事業はいろいろな視点で診ることが出来ます。
「商品毎」「得意先毎」「仕入先毎」「地域毎」「・・・毎」・・・
視点を増やしましょう。
思い込みを捨てて、自分の会社を社会のいろいろな視点で診ることが重要です。
目先の作業は、人に任せ、診ることに専念してください。
最低でも、5つの事業を経営してください。
「5つの商品」「5つの得意先」「5つの仕入先」「5つの地域」「5つの・・・」
そして①40%②30%③20%④10%⑤0%のように①メインの次の②③④⑤を育てることを考えてください。
①の衰退傾向が見えてからでは遅いです。
鳥瞰経営の勧め
会社の継続は事業の継続です。
そのためには事業を客観的によくよく診る必要があります。
~あなたの事業は世の中に必要ですか?~
あなたの答えと世間の答えが双方ともに「イエス」であれば継続です。
どちらかでも「ノー」であれば撤退も検討してください。
さらに、双方ともに「ノー」であれば撤退を決断してください。
経営者の一番大切な仕事です。
常にこの事業の継続と撤退を考えながら経営をする必要があります。
これが「鳥瞰経営」です。
あなたの会社は、あなたの人生そのものです。
ついつい甘い考えが出てしまうものです。
「まだ、大丈夫だろう」
との考えがあなたの中に芽生えたら、「イエローカード」です。
あなたは「信じる」という根拠のない自信で事業を評価しています。
あらゆる視点で事業を見直す必要があります。
生き残るためには、現実に目を背けず、事業をしっかり診てください。
そして、しっかり判断してください。スピーディーに!
資格情報
1984年(昭和59年) | 日商簿記検定1級 |
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2010年(平成22年) | 貸金業務取扱主任 |
2012年(平成24年) | 行政書士 |
2015年(平成27年) | 知的財産管理技能士 |
2020年(令和2年) | 中小企業診断士 |
経歴
1984年(昭和59年) | 〇近畿大学商経学部経営学科卒業 |
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1983年(昭和58年) | 〇簿記会計講師(4年)大原簿記専門学校 |
1987年(昭和62年) | 〇小規模企業経営(14年)家業を継ぐ |
1993年(平成5年) | ・バブル崩壊 荒波を必死に泳いでいました。 |
1995年(平成7年) | ・阪神淡路大震災 バブル崩壊とのダブルパンチをいただきました。 |
2000年(平成12年) | ・事業縮小 経営者離脱 何とか頑張ってきましたが、会社経営をあきらめました。 |
2001年(平成13年) | 〇建築会社の営業(2年)初めてのこと、新しいことを好む性格から、いろいろな事業に触れることにワクワクしました。 |
2002年(平成14年) | 〇中小企業の役員(7年)家庭雑貨の卸・小売他多角経営企業(財務・法務担当) |
2005年(平成17年) | ・「国境なき医師団」に毎月1,500円の寄付をすることを決めました。 |
2008年(平成20年) | 〇ホテル支配人(9年)前会社からの出向で初めてのサービス業経験。 ・いきなり、リーマンショックからの船出でした。 |
2010年(平成22年) | ・このころ、ホテル業の関係で行政書士と仕事があり、興味を持ち、勉強を始めました。 ・「国境なき医師団」の寄付を毎月3,000円に増額しました。 |
2012年(平成24年) | ・行政書士合格。 ・独立を考えるようになりました。 |
2015年(平成27年) | ・独立を会社にも伝えました。 ・中小企業診断士の勉強を始めました。 |
2016年(平成28年) | 〇行政書士事務所を開業しました。 |
2017年(平成29年) | ・中小企業診断士1次試験合格 |
2019年(平成31年) | ・大阪経済大学 中小企業診断士登録養成課程 入学 |
2020年(令和2年) | ・大阪経済大学 中小企業診断士登録養成課程 修了 〇中小企業診断士登録 |
2022年(令和4年) | 〇合同会社satjim設立 併設:行政書士佐藤事務所 行政書士業務 併設:satjim佐藤事務所 中小企業診断士業務 |
2022年(令和4年) | 〇認定経営革新等支援機関 認定 |