PDCA

PDCAとは、
P プラン・・・計画
D ドゥ・・・・実行
C チェック・・反省
A アクション・再行動
の4つの事業活動をいいます。

これは、事業を経営する上の段取りを簡単に表わしたものです。
営利の事業活動ももちろんですが、あらゆる活動がこの段取りで進めることが出来ます。
多分、普段から行っている事です。

例えば、旅行で考えます。
P:先ず、計画です。
何時に出て、何時に電車に乗って、何時に飛行機に乗って、云々・・・。
そして、何日の何時に帰って来る。ここまで決める事が出来ます。
その上、旨いものを食って、観光して、楽しんで、感動して、云々・・・
これらの得るものまで計画します。
D:そして実行。
旅行に出かけ楽しみ、帰ってきます。
C:帰ってから、思い出話をします。
食事が最高、景色は今一、概ね満足、とか評価し、次回は?!と反省します。

ここからが大事です。

A:翌年、同じ場所に旅行に行くとすると、どんな計画を立てますか?
多分、昨年の経験を踏まえ、食事が良かったところへはもう一度いくでしょう。
そして今一の景色は見に行かないと思います。
これが2回目のPDCAです。

そして、さらに翌年も同じような考えで、PDCAは繰り替えされ、どんどん満足度を上げていくと思います。

営利を目的として事業を経営するときに、非常に大切な考え方です。
世の中は、常に流動して変化しています。
だからといって近い過去とはそれほど変化はありません。
ということは昨年、一昨年の経験は今年も起こる可能性が高いということです。

事業を経営するときに一番心配なのが収益を回収できるのか?ということです。
「売れるのか?」という事です。
経費は、計画通り支出して消費します。

そのその経費の成果物としての売上収益を得れるかは、実は未定です。
旅行でいう、美味いものを食えるのか、感動する景色を見れるのか、は未定です。
そのため、ネット検索して調べますよね。口コミを参考にしますよね。
このネット情報は人の体験の蓄積です。
一回目は人の情報です。
しかし2回目は自らの「美味い店」「感動する景色」の情報も入ります。
この自らの情報は信頼度が高く、今年も得ることの出来る可能性が高いです。

営利活動ではこの情報たちを正確に記録し次回に役立てる事が、未知の収益をより確実に回収する結果につながります。
これがこのPDCAの本来の趣旨です。
ここで、必要な作業が正確な記憶または記録です。